今月の一枚 of atelierKira天野聡美公式ホームページ

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小さな祈り

IMG_20190727_0001.jpg東銀座の大好きな煉瓦画廊で開催した二人展は、台風直撃の前に搬出もでき無事に終了いたしました。毎日たくさんの方にご来場いただき中日あたりに声がかれてきたりしましたが、終了後数えてみたら270名もの方がお越し下さっていてびっくり!、ただただ感謝です。高校卒業以来!大学卒業以来!の懐かしい友人や、数度しかお会いしてないけど遠方から訪ねてくれた私の世界を深く理解して下さっている方。そして新しい出会い。会期中は高揚するし、直前は寝ても覚めても絵だけに集中する三昧生活で何度も絵の神様が降りてきたような感覚を味わえて幸せでした!この絵は来場の方に人気だった一枚。少し山の方にあるツリバナという植物です。夕日というより沈んだ直後空全体が赤く染まりその光に辺り一面紅く幻想的に輝く瞬間を描いています。山登りをする友人は年に1回ぐらいこんな色彩の空に出会うそうです。優しい色と音に包まれて夏の疲れを癒してくださいませ。(2019.9月)

ねこじゃらし

エノコログサ猫.jpg9月2日~の二人展のちょうど一か月前になりました。追い込みの時期に風邪で一か月寝込んでしまい、お尻に大火事!毎晩遅くまで準備をしています。この絵は、私の愛してやまないエノコログサです。道端の雑草ですが風に揺れてるのを見るといつも自然に笑みがこぼれます。子犬や子猫のしっぽのようで遊びに誘われてる気分になるからでしょうか?秋にキンエノコロもありますが、夏の初めに柔らかいしっぽのエノコログサの方が可愛いですね。いつも植物と子供の絵が多いのですが、今回はエノコログサと猫柳に猫が登場します。どうぞ銀座歌舞伎座横のおしゃれなギャラリーまでお出かけくださいませ(2019.8月)

フクロウ

フクロウ雪花_20190418_0001.jpg久しぶりに風邪をひいて二週間寝込んでいました。梅雨前に地元柏市のとてもおしゃれな絵本屋さん「ハックルベリーブックス」でふくろう展が開催されました。長年お世話になっていっる版画家大野隆司さんの呼びかけで、絵本好きなら誰でもしってるあの人この人!ご一緒出来て幸せでした!
なぜフクロウかといえば、ハックルベリーブックスには看板ふくろう「ふうちゃん」がいるからです。運が良ければ会えふうちゃんは本当に可愛い!ふくろうって猫ににていますよね。猫を飼ってるからそう思うのかしら?柔らかい感触や耳(ミミズクだけですが)で気分を表すところ、良く寝るところ、何より○○バカになってしまうくらい愛らしいところ!ぜひ柏にいらしたらお出かけくださいね。
(2019.7月)

音の創世

音の創世300.jpg今年の夏はとても長かった気がします。ようやく訪れた秋に葡萄酒の香りとjazzが流れる趣のあるワインバーで個展を致しました。
素敵な空間にぴったりの絵を描きたくて搬入の朝まで粘って描いた一枚です。
絞った葡萄から芳醇なワインへ変わる不思議と喜び。そこにはこの世界の始まりに奏でられた楽の音がこもっているような気がします。そしてコルクを抜いたその時に聞こえてくるような・・・描いている時はずっとクラシックを聴いていました。それから、デビュー作依頼ずっとファンの上橋菜穂子さんの守り人シリーズの世界観も少しはいっているかも。
(2018.10月)

風の音1

IMG_20180826_0001.jpgあっという間に夏!長く暑ーい今年の夏は災害も多く胸が痛みました。我が家では愛猫が一緒に寝てくれなくなり寂しい夏でもありました。この絵は地元の市の文化祭ポスターのおまけの絵として描きました。風邪には様々な香りと音があって面白いな~と思います。柏の葉は丈夫なのでお餅だけでなく小さな音の運び手にもなりそう!

ひつじぐさ

羊草秋.jpg今年ももうすぐ終わりますね。早い早い!今年は友人たちが大切な家族(ペットも)とお別れするご報告が多かった年でした。ペットの事は喪中はがきを出したりしないし、普段通り仕事してお正月の準備して、そうしたことが辛くないかな?と、とても心配です。ほんのり温かくて柔らかくて無防備に甘えてくれる毛玉たちに思いを寄せて、去年の年賀状とセットで描いた羊草の絵を載せます。来年ももふもふちゃんの年ですね。さあ今から年賀状の絵を描かなきゃ1

Vin Rouge

IMG_20171021_0005.jpgワイン好きな私は、一仕事終わったり楽しいことがあると一人でふらっとワインバーに行きます。中でもお気に入りは素敵なマスターがいるJAVINさん。そのマスターからお声がけ頂いて個展を開催しました。
テーマは呼応。Jazzの流れる大人なバーで響きあう世界を表現出来たらと思って、全て対になる絵を描きました。そして直前まであの素敵な空間に会う絵を考え続けていたら、降りてきました!赤ワインと白ワインの香りや飲んだ時の幸せを色で表現してみました。赤ワインが特に好きなのが出てしまったのか、こちらの方が皆様に気に入られ初日にお嫁入が決まってしまいました。メルロー、カベルネ、ピノなどもう少し色々なワインの絵を描きたいと妄想中です。(2017年11月)

柏大小データ.jpg私の住む町柏市は都心から一時間、手賀沼や柏の葉公園など自然に恵まれた住みよい街です。そんな柏の文化祭のポスターを担当しました。
迷って迷って柏の葉っぱにしました。柏餅のあの葉っぱです。秋も深まる時、本当はもっと茶色い葉になるのですが、時々見事に紅葉することがあります。創造の喜びを込めて!(2017年10月~11月に柏市に貼られています)

朝に寿ぐ

延喜楽.jpg場を清め、新たな始まりを寿ぐ万歳楽を舞う姿で2017年を始めましたが、実は対になる絵も描きました。
こちらは延喜楽です。万歳楽と延喜楽はつがい舞としておめでたい場で舞われます。少し肌寒いような朝もやの中、出番を待つ子供の心が表せたらいいな~なんて思います。
最近、友人たちが家族のような動物とお別れして悲しみに沈んでいるのを、どうお慰めしたらと悩んでいます。この世もあの世も共に寿ぎ、優しい愛情が通いますように。
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鶏頭花

b5鶏頭花.jpg明けましておめでとうございます!酉年になりました瞬間、この絵を描いておりました(2年前も同じような書き込みが・・・)。好きなことをしながら新しい年を迎えて喜んでおります。そういえば、昨年のお誕生日も朝から家を出て、おいしいイタリアンの教室でお祝いして頂き、大好きな仕事仲間と好きな絵を観に美術館へ行き、途中で見つけた可愛いお店で中国茶の茶芸を楽しみ、愛する赤ワインで幸せになり、20年来の友人のライブを聞き、気の置けない音楽家たちとわいわい盛り上がりながらという一日を過ごしました。そんな幸せな三昧気分で描いていきたいな~と思っています。
場を清め、新たな始まりを寿ぐ万歳楽を舞う姿で2017年を始めましょう!

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ひつじぐさ

2015.jpg今年は未年。ウールマークの寝具でウトウトしていたら年賀状が終わらないうちに新年に!
慌てて家の向かいの神社に初詣してしっかりお仕事すると神様に誓いました。この絵は年明け0時から元旦7時にかけて描いた年賀状の絵。
ひつじぐさです。とても小さく可憐なお花。日本原産の唯一の睡蓮です。尾瀬にも多く、秋の紅葉も美しくて大好き!この絵と対で描きましたのでお楽しみに。
たったひと時でも心が暖まる絵を届けられたら幸せです。皆様のチャレンジが実を結ぶ年となりますように!(私は昨年減量成功。今年は英会話チャレンジ)

泣き虫鬼の子

大節分草tori.jpg今年は雪が多い2月ですね。窓の下に住んでいる野良猫の親子4匹が雪の日にどうしているかととても心配になります。
道路が乾くとぽてぽて歩いているので、親切な御家の軒下にでもいるのでしょう。毎年節分の豆まきをする度に野良鬼?ならぬ追い出された鬼の子はどうするのかな~と思わずにはいられません。八百万の神がいて、祟る物も神と祀る国なのに・・・鬼も大切にしたら善い鬼になるかも。この絵は昨年の個展に出した絵です。来年2月に鬼の子だけの小さな個展をしようかと企画中です!

博士への路

博士への路.jpg新春女流画家展に出品した絵です。久しぶりにパステルを使いました。元々パステルは大好きで日本画を描いてた頃もスケッチにはパステルを愛用していました。しかし・・・久しぶりなので悪戦苦闘!何とか搬入の朝に仕上げました(いつもかも?)パステルって手も汚して指でごしごしして息でふーっとして、という幼稚園児のような作業で素直に楽しい画材。描き手は子供に返りましたがちび黒猫は餌獲得の研究に真剣です!今年はお話が溢れてきそうな動物の絵も描こうかと思っています。お話上手な方、ピンときたら一緒に絵本作りましょう!ね。ね。(2014.1.20)

山帰来序曲

a6サンキライ.jpgさんきらいと読みます。紅葉した丸い葉もかわいいのですが今から葉が落ちた山の中で一際目立つ赤い実がとってもキュート!クリスマスのリースにも使われます。
この絵はオカリナを吹く青もみじの絵と対になるように描きました。(幸せなことにおばあちゃまから孫娘二人へのプレゼントとしてお嫁入りしました)関東に住む私の見る雪は、粉雪より牡丹雪。ゆっくり落ちてぽってり積もり、翌朝の陽の温もりに煌めきながら消えてゆく。そんな冬の日への憧れを澄んだ音色にのせて・・・(2013.12.1)

夜空の夢

へくそかずら500.jpg8.9.10月と個展の準備に充てたため、更新できませんでした。ごめんなさい。
これは、個展の為に描いた一作。いつものことながら日程に余裕のあるうちは2~3週間一点の絵も仕上がらないのに直前1~2週間は次々に新作が生まれたりします。(お尻に火が付かないと動かない怠け者ともいえますが・・・)今回は更にスリリングでした!!それは搬入日の前日。全てのパッキングが終わってさぁ明日からの為に寝ましょう!と横になった時、一旦諦めた絵が頭に浮かんできたのです。今は夜中の12時・・・少しは寝たいからぎりぎり4時間・・・出来るか?いや描こう!!!で、これです。星空が月夜に、ねこやなぎが○○○かずらに換わりましたが自分としてはお気に入りの一作になりました。因みに来場者に最短で描いた絵を当てて貰いましたが誰も当たりませんでした。ふぅ~良かった。(2013.11.10)

つゆ草

img135.jpg早朝の涼しさを感じる花です。
いつもは夜に仕事をするので午前中は頭が働かない私ですが、用事があって早起きをした時など
この花に会ってはっとします。
白い花と青い花にいつも心惹かれるのですが、
ベランダで花盛りのアメリカンブルーも、つゆ草の青色にはかなわないですね。昼には咲き終わってしまう薄命さが、
朝露を宿す透明な青さに似合うからかもしれません。
皆さんに少しでも涼が届けばいいな~(2013.7.20)

はなみずき

2はなみずき小300.jpg桜の後を追うように咲き始めたはなみずき。
何とか、咲いている季節にアップできました。良かった~。
はなみずきはアメリカ原産の花で街路樹に人気ですね。
この花は、すっくと太陽を向くような明るさを持っていて、何となく「私もがんばろう!」とつぶやきたくなります。
高い位置に上向きで咲くので、案外下から見上げた姿しか思い浮かばないのでは?二階にあたる私のマンションの窓からは嬉しいことに横や上から眺めることが出来ます。
お気に入りは赤ちゃんの拳のようなかわいい芽と、天球儀のような面白いつぼみです。ほどける前の輪から覗いたら違う世界が見えるかな?(2013.4.15)

胡蝶

やまぶき (1).jpg急に暖かくなり、すっかり春ですね。
桜を追い越して山吹の絵です。
春になると高浜虚子の名句「初蝶来何色問ふ黄と答ふ」をいつも思い出します。色に季節を感じるとしたらやはり春は黄色ですね。草花も黄色の花が多いと思います。
鈴を振る子供は舞楽「胡蝶」の装束を着ています。童舞で秋に描いた「迦陵頻」と対で描きました。ちいさな鈴の音と共に、金色の笑みと幸せが零れ落ちるような世界が伝わると嬉しいです。(2013.3.7)

鬼の子どこへ?

img132.jpg今日は節分。
今晩はどこの家でも「鬼は~外~」と豆まきをするのでしょう。
こんな寒い季節に、まだ悪いこともしていない鬼の子は、なんで追い出されるのか分からずどこかで泣いているんじゃないかな・・・
優しい節分草の一叢の中で泣き泣き寝込むんじゃないかな・・・
己の心の中の邪気は本気で祓いたいけれど、昔は自分たちと違う風貌違う能力を持つ者を鬼と呼んだのかもしれない。そう思うと、一概に排除しないで!と願いたくもなります。
節分草は可憐だけど春一番に雪の中からも咲き出す強さを持っているから、人の世からちょっと外れただけの鬼の子を優しく慰めてくれるといいな(2013.2.3)

あけましておめでとうございます!

蛇のひげ年賀300.jpgあけましておめでとうございます。
今年は巳年と言うことで、「蛇のひげ」です。ちょっと日陰の木の根元などに群生している細長い葉の植物。
目立たず地味な姿に見過ごしてしまいますが、夏に白いかわいい花(ユリ科です)と晩秋から冬に青い実をつけます。
つややかな青さ!ころころ集まったかわいさ!ふさふさした葉を掻き分けないと見つからないだけに、まるで貴重な宝石のようです。
この実を見るたびにしゃがみ込んだ幼児の愛らしい後姿を思い出します。もうすぐかわいい驚きの声が聞こえそう!
皆様にとって今年が幼児のような驚きと発見、そして幸福に満ちた年でありますようお祈り致します。(2013.1.1)

メリークリスマス

子犬緑切手.JPGイルミネーションの美しい季節になりました。
本来なら、イラストレーターとして一番描かなくてはいけない季節なのですが・・・ごめんなさい。すごーく前に描いた絵です。
この時期、我が家は夫、私、次男と誕生日が続き、クリスマスからお正月のお節作りへと怒涛の主婦生活を送ります。もちろんその合間に忘年会なども目白押しです。
と言い訳ばかりですが、古いけど気に入ってる絵です。
シリーズで何枚か描いたこの陶の仔犬は我が家で箸置きとして使っていたもの。笠間の陶器市で一目ぼれして買いました。
左から長男、私、次男、夫のわんちゃん。配置に家族関係が透けて見えるかも?(2012.12..1)

晩秋の宝石

からすうり部分.jpg秋も深まり、華やかな紅葉も終わりに近づく頃になるとつややかなオレンジの宝石が輝きだします。
小さい頃はカラスが食べるんだろうな~と思っていましたが、冬になってもけっこうそのまま残っていて寂しい景色の中でひときわ目を引きます。私の田舎では、からすうりの汁を足の裏に塗ると駆けっこが早くなると言われていました。いつもビリ争いをする身にはなんとも誘惑的な話でしたが、美しい実を割る勇気がなく ・・・真偽の程は今も不明です。
ところで、この子が来ている服。インドの布を使って服を作る作家さんの展示会で一目ぼれした物です。お気に入りの服をお気に入りの絵の子供に着せるのは作者だけの密かな楽しみ!既に売約済みなのですが、17日までは地元のカフェでご覧いただけます。(詳しくはNEWSで)小さな歓迎の太鼓の音が聞こえるかも?(2012.11.1)

きんもくせいの香りの誘われて

きんもくせい.jpg散歩の途中きんもくせいの香に誘われて、辺りを見回しても見つからず何件も先の家の庭先で出会う事があります。
曇天の日など、特に濃密に漂いふわふわと酔い心地になります。お酒やお茶でも人気ですね。きんもくせいのお茶を淹れると優しい気持ちで絵が描けます。
ただ、魅力的な香ゆえ芳香剤でもよく使われるようで、生前幼稚園の先生をしていた母が「好い香りね~」と子供たちに語ったところ「あっ!家のトイレの匂い!」と子供たちに言われ、それはそれはがっかりしたと話していたのが思い出されます。
香りに比べてじっくり見られることの少ない花ですが、お菓子のような可愛らしさ!もし、小さな体になれるならきんもくせいの花の中でハンモックで眠りたい!なんて夢見ています(2012.10.1)

秋の宝石(こむらさき)

200小むらさき (1).jpg今年の夏はまだまだ暑いのですが、夕方になるとトンボが舞い虫の音が聞こえてきて、やはり確実に秋は訪れているようです。
個人的な予定、明後日9月3日からのグループ展「虹色パレット展」と10月の地元の個展のため、この夏は籠って絵を描いていました。
この絵は小品「こむらさき」。緑の葉の頃もかわいいのですが紅葉し葉が落ちても美しい紫の実をつけます。段々寂しくなる秋の景色の中で宝石のような存在の低木です。
古式ゆかしい名に因んで舞楽の童舞「迦陵頻」の装束の子を添わせました。
(迦陵頻伽は天界に住む鳥です)
虹色パレット展では、「小さな楽器」を意識して創作しました。
かそけき音色に夏の疲れがいやされますように。(2012.9.1)

盛夏、何度も会いたいその瞳

あさがお少女1.JPGまるで恋人のようですが、いそいそと会ってきました!
神聖で純粋な魂と震える小動物のような一瞬の心の揺れを秘めて、静かに佇む少女に。
あまりに有名なフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」(青いターバンの少女)はやはり素晴らかったです。
数年前に映画にもなりましたが、そちらも映像の美しさが秀逸でした。この絵に想起されたが故なのでしょうか。
人物画では、この絵のように主張せず静かでいながら誰をも引き込む世界を持つ絵に惹かれます。コローの「真珠の女」しかり、クラムスコイの「忘れえぬひと」しかり。皆心の美術館にしっかりと飾られています。出来るなら憂いを湛えた瞳に二人きりで会ってみたい・・・(2012,8,1)*ごめんなさい。旧作ですがあまり紹介していなかった夏の絵です。

初夏、クリムトによせて

300鏡の彼方.jpg7月14日が何の日かご存知ですか。
私の大好きな画家クリムトの誕生日。そして今年は生誕150周年にあたります。
この絵は、クリムトへのオマージュで「鏡の彼方」と題しました。
官能的であり、非常に装飾性が高い作風で今もファンが多いクリムトですが、実は日本の美術に影響を受けているそうです。この絵の黒い模様も元々は日本の着物の模様「よろけ縞」からきているのかもしれません。
それに、猫たちをこよなく愛したとか。愛猫家としては嬉しくなります。
何にせよ憧れずにはいられない忘れがたい絵の数々・・・心に抱いて私も忘れがたい思いを形にしていきたいです。 (2012,7,1)



梅雨の前に

300青もみじオカリナ.jpgもみじと言えば秋のイメージですが、柔らかい緑の葉が美しいこの時期の「青もみじ」も魅力的です。
昨年のこの時期に、友人の誘いで近くのお寺で催された二胡のコンサートに赴きました。
桜は終わり菖蒲はまだという季節は寂しいかと思いきや!溢れる緑色の輝きの中でうっとりと境内を歩き回りました。
二胡の揺れるような柔らかい音の余韻と相まって
忘れがたい一日でした。
その時発見した可愛らしいもみじの実を配して、二胡と同じように柔らかい音のオカリナを奏でる少女です。
今月のグループ展ではこの絵と対の二胡を奏でる少年もご挨拶。(2012,6,1)

祈り

1600さわり声7祈りimg016.jpg暦の上ではもう夏。関東に住む私の周りでは新緑が美しい季節です。
我が家のリビングの外に広がる林は某大学の敷地ですが、あまり手が入っていなくて自然な佇まいが気に入っていました。
それが、昨年の放射能騒ぎで近隣へ落ち葉を落とさない配慮かたくさんの木が切られ枝が落とされてしまいました。
木を切るチェーンソーの音は心臓を苦しくさせ、3月位までの茶色い枯れたような姿は見るのが辛い思いでした。
でも今、枯れたように見えた木は新しい若葉を纏い、くもり空の日でも内からの光に輝くようです!
このイラストは友人の「楽香」の創作のお話「さわり声」のラストの為に描きました。
自分の内なる少年をそっと抱きしめたくなるような素敵なお話す。
新緑の季節に明るい未来を感じて。(2012,5,1)

迎春

すいれん.JPG地も心も大きく揺さぶられた昨年、
地龍が何か落ち着かない気持ちだったのでしょうか?
悲しみの中でも、世界中の善意の大波をみて心が温まりました。
国民総幸福を掲げる国の国王の言葉のように、一人一人の心の中の善き龍をゆったりと大きく育てて行きたいものです

初詣でおみくじをひいたら、
今年は他人の引立てを受けて順調に願いが成就するのだそうです。
どうぞ、よろしくお願い致します(*^○^*)/(ただし驕る事無く感謝を忘れずにとも書いてありました)
2012,1,1




夏の夜

夜空300ロゴ入り.JPG早い梅雨明け後の暑さと、節電で今年はいつになく窓を開けて寝る日多いです。
おかげで虫の声に眠気を誘われたり鳥の声で起こされたりと子供の頃以来忘れていた懐かしい夏を過ごしています。
亡くなった母と蛍狩りをした田舎の川辺を思い出して・・・
エノコロ草は一番好きな草ですo(*^○^*)o

7月に気仙沼を訪れました。非力な私では本当にちょびっとの泥かきでしたが、優しく接してくれた現地の方の周りの虫や臭いがすこしでも和らげば幸いです。
(2011、8,1)




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